No.233 Kayser カイザー製 手回しミシン
下糸巻きの方法と、糸を巻いたボビンをシャトルに入れるコツを解説します。
1.糸立て棒の糸巻きから糸を引き、フェイスプレートの角に掛けます。
2.下糸巻きの金具の溝に掛けます。※1を省略して糸巻きから直接こちらでも良いです。
3.ボビンの端の穴に糸の先端を差し込みます。糸の出る長さは1-2cmで構いません。
4.つまんでいる部品は内部にバネが入っていますので左右に動きます。
5.ボビンの左端で4の部品を内側から押しながら右の受け皿にボビンの右端の皿を合わせるようにセットします。→の突起にボビンの端の穴を合わせます。
6.ボビンをセットしてこのように糸が進んでいればOKです。
7.下糸巻き機の右下のネジの頭をカチっと言うまで後ろへ押していくと下糸巻き機が後方へ倒れます。
8.するとゴム輪がはずみ車と接触する状態になります。
9.はずみ車中央のストップモーション大ネジを左に回して緩めてください。回転が針と連動しなくなり、下糸巻きモードになります。
10.巻き始めです。ハンドルを右から見て時計回りに回してください。
11.糸が円弧状の縁を滑るようにして左右に振られ、ボビンに均等に糸が巻かれていきます。
12.糸がボビンの8割方巻けたら、回転を止め、写真の金属パーツを後ろに押し込んでください。
13.カチッと音がした後に指を戻すと、ゴム輪がはずみ車から離れます。あとはボビンを取り外して糸を切って下糸巻きは完了です。
14.手前のすべり板を開き、シャトルが一番手前に来る位置で止めます。指で示したボタンを横に倒すとシャトルが起き上がってきます。
15.はずみ車中央のストップモーション大ネジを右に回してしっかりと締めておいてください。
16.糸を巻いたボビンをシャトルの穴に入れます。糸の巻きの向きが写真のようになるようにします(重要)。
17.スリットに糸を進めていきます。下端に来たら左上に折り返すように進めます。16の巻きの向きが逆だとうまくいかないことも。
18.シャトルの穴の方へ糸を引っ張ります。このときボビンが回転しないように少し指で穴を押しておくとしやすいです。
19.最終的に糸が写真のようになっていれば準備はOKです。糸の端を10センチほど出しておき、再びシャトルをミシンに戻してください。
20.あとは他のミシンと同じく押えを上げて、針を1回上下させて下糸を引き出し、生地を押えの下に置いて押えを下げて、ハンドルを回すだけです。