脚のあるストーブなんて…かわいすぎますね。こちらは1940年頃のアメリカ・パーフェクション社製のビンテージ石油ストーブです。このストーブは屋外やいろいろな場所で使えるように持ち運びを考えて作られたストーブのようで、ケースは主に鉄ですが、片手で持ち上げられるくらい軽くコンパクトに出来ています。錆が出ているところもありますが、中まで侵食することもないようで、良質の金属を使っていると思われます。モデルはNo.525となっています。正面には点灯した火が見えるように窓がついていて、他の機種よりも一つグレードの高いモデルとして展開されたのかもしれません。

　今回芯は新しいものに入れ替えておきました。点火はケース横に出ているダイヤルを回して芯が上がったらマッチやライターで火をつければOKです。消すときは芯を下げてしまうだけ。内部の灯油缶は持ち運びが出来るようになっています。いちいちケース全部を運ばなくて良いので給油が楽ですね。また缶には1,2,3,FULLと数字を振った目盛りが付いていて、灯油の残存量も外から見て分かります。

　こちらは当時の規格品ですので、現代の日本のJIS規格などに合うかは不明です。もし実際にストーブとして使用する際には、十分に取り扱いに注意をして自己責任にてご使用ください。